財政難の女子サッカー・アンジュヴィオレ広島が存続を発表 試合も逆転勝ちでV王手

 財政難に陥り、存続が危ぶまれていた女子サッカー、プレナスチャレンジリーグのアンジュヴィオレ広島(広島市)は1日、来季のチーム存続を発表した。

 チーム存続を願う声が高まる中、運営するNPO法人広島横川スポーツ・カルチャークラブが10月29日、臨時執行部会を開き、存続を決定した。ただ、運営資金のメドは立っていないため、今後も新たなスポンサー獲得、運営体制の見直し、組織のスリム化などを進めていくという。

 プレナスチャレンジリーグ西地区で首位を走るアンジュヴィオレ広島はこの日、広島スタジアムで2位のスペランツァ大阪高槻と対戦。FW川崎咲耶とFW宮本果栄のゴールで2-1で逆転勝ちし、地区優勝に王手をかけた。

 ホーム最終戦とあってスタンドには1657人のサポーターが詰めかけた。試合後、メーンスタンド前に選手が並び、サポーターに存続を報告すると、大きな拍手が送られた。

 本藤理佐主将は「皆さまのご支援のおかげで存続が決定し、本当に感謝しています。リーグ戦も2試合残っていますが、皆さまに優勝を報告できるように頑張りますので応援よろしくお願いします」と頭を下げた。

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