MF柴崎、1年ぶり代表戦で収穫と課題「すごく楽しかった」 ボランチでフル出場

 オランダ遠征中のサッカー日本代表は10日、親善試合コートジボワール戦(13日・ユトレヒト)に向けての調整を開始した。前夜は2020年初のA代表戦となるカメルーン戦を戦い、0-0のドロー。ボランチでフル出場したMF柴崎岳(28)=レガネス=は収穫と課題を口にした。

 堅い展開となったカメルーン戦。柴崎はボランチとしてコンビを組んだMF中山と共に慎重な入りをしながらも、徐々に前線へ。守備では決定的なピンチを招かずに、攻撃では「うまく相手と入れ替わる形をつくって、チャンスに結びつけた」と手応えを口にした。

 一方で「奪った後のビルドアップが非常に淡泊だった。後から(映像を)見返してもそうだった」とチーム全体の攻撃面での課題を指摘。自身も後半20分にミドルを狙ったがシュートは枠外と、少ないチャンスをものにする必要性がにじみ出た一戦だった。

 それでも「(久々の代表戦は)個人的にはすごく楽しかった。試合を届けられたのは、この世界情勢の中でポジティブなこと」。1年ぶりの代表戦をかみしめ、次の戦いへと進んでいく。

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