G大阪・遠藤保仁が移籍会見「簡単な決断ではなかった」【一問一答(1)】
J1G大阪の元日本代表MF遠藤保仁(40)がJ2磐田に期限付き移籍することが5日、両クラブから正式発表された。移籍期間は2021年1月31日まで。新天地での背番号は50に決まった。
会見の一問一答は以下の通り
-率直な気持ちは
「20年近くガンバでお世話になった感謝とこれから新しいチャレンジに挑んでいく楽しみと両方ある」
-移籍を決断した理由は
「まずは新しいチャレンジをしたいという思いとたくさん試合に出たいという思いが強くあった中での移籍だった」
-先発出場が減ったことが要因か
「それは大きな要因というより小さな要因。常に競争がある中で自分がなかなか試合に絡めない時もあって、悔しい思いもあった。ガンバという偉大なクラブで競争があるのは当たり前。その中チャンスを生かせなかったというのはある」
-オファーはいつ頃あって、いつ決断したのか
「秘密です」
-誰かに相談は
「社長を含め、強化部の方と何度もミーティングを重ねたし、家族にも相談した。僕以外の選手には迷惑になる可能性もあるので相談はしていない。最終的には自分を含め会社の方と判断したという形になる」
-家族の反応は
「寂しい気持ちはあったと思うが、試合に出る姿を見たかったとも思う。家族もガンバにはたいへん感謝してるし、ジュビロさんにも新しいチャレンジをいただいたということで感謝している」
-40歳での移籍に不安は
「ないです。いいチャレンジだと思う」
-次の目標は
「向こうに行っても試合出られる保証は何一つない。新人の時のような気持ちで、ゼロからのスタートだと思うので新しいチャレンジにワクワクしている」
-G大阪で得たもの
「まずは20年近く同じクラブでプレーさせていただいたことは感謝している。いろんな監督、選手とたくさん仕事をすることができて自分のためにもなって、いい刺激にもなっている。長い年月だったが、タイトルもたくさん取れたし、自分のサッカー人生のほとんどをここで過ごしている。本当に楽しい日々を過ごせた」
-3日の鹿島戦でセレモニーもできた
「レンタル移籍でセレモニーする人はほとんどいないので(笑)新型コロナの影響でお客さんも制限されている中でサポーター、ファンの皆さんにご挨拶する機会はなかったが、この場を借りて全ての人に感謝したい」
-どんな気持ちで前に進む
「プロに入ってからずっと思っている、サッカー自体を楽しむことと、20年ぶりの移籍なので新人の時のような気持ちは忘れずにやっていきたい」
-G大阪に戻りたい気持ちはあるか
「はい。これだけ長くお世話になったクラブ。ここ以上のクラブはないと思う。レンタル移籍という形でいったん離れるが、ガンバに戻ってきたいという気持ちは強く思っている」
-3度目の移籍となる。次の楽しみは
「まずは新しいチームに行って、新しい監督、新しい選手、知っている選手も何人かいるが、そういう選手たちとサッカーする楽しみがある。ジュビロ磐田をJ1に上げるというモチベーションもあるし、新しくレギュラー争いをする楽しみもある」
-「ここ以上のクラブはない」と語ったが、それでも移籍を決断した
「もちろん簡単な決断ではなかった。ここ1週間とかで決めた話ではない。いろんな方とコミュニケーションを取った上で、自分の意見を尊重していただいた。長くいればいるほど決断は難しくなるが、自分の気持ちに正直に意見をぶつけたし、この移籍が良かったと言えるような結果を残せたら」
-先発機会の減少は「小さな要因」と言ったが大きな要因は
「小さなものがいっぱい重なって大きなものになるので『これは』っていうのは言いづらい。より多くの試合をしたいという思いは常日頃持っているし、新しいチャレンジをしたいというのも常日頃持っている。そういうものが全て積み重なった中での今回の移籍になった」