「ＪＦＬ、いわきＦＣ３－２ＦＣ大阪」（２７日、Ｊヴィレッジスタジアム）

　サッカーＪＦＬが開催され、大阪から３番目のＪリーグ入りを目指すＦＣ大阪はアウェーでいわきＦＣに敗れた。今季初の連敗で６位に後退した。

　午前中に降った雨の影響から、湿気は７９％と高いものの気温は２０度に満たない、かなり涼しい中での一戦。ＦＣ大阪は前節欠場したＤＦ舘野がスタメンに復帰した。

　前半から相手ディフェンスラインの裏を狙い、積極的に攻撃を仕掛けるＦＣ大阪。しかしゴールの枠を捉えきれない。すると７分、右サイドからのカウンターをいわきＦＣのＦＷ岩渕が決めて先制する。ＦＣ大阪は前半１１本のシュートを放ったが、ＧＫ正面やスーパーセーブにあい、ゴールを破ることができず、０－１とリードを許したまま試合を折り返す。

　後半開始早々の６分、ＦＣ大阪はＦＷ木匠が乱暴な行為でまさかの一発退場。ビハインドで１人少ない状態になると、１７分には、その数的不利な部分を突かれて追加点を許してしまう。

　このまま終われないＦＣ大阪は２２分、相手ゴール前でのＦＫのチャンス。舘野が蹴ったボールをＤＦ岩本が頭で叩き込み１点差に迫る。しかし４０分、再びいわきのカウンターにあえなく失点を喫し、２点差に戻る。ＦＣ大阪は後半ロスタイムに途中投入されていたＭＦ久保田が決めて点差を詰めたが、勝ち点には届かなかった。

　ＦＣ大阪は連敗となるとともに、９月に勝利をあげることができず（１分け３敗）、６位に後退した。Ｊ３入会条件は４位以内となっており、正念場を迎えた。せめての救いは上位グループが勝ち点３を積み上げることができず、首位までも５差にとどまるところ。次節はホームに戻ってのＦＣマルヤス岡崎戦（１０月３日・服部緑地陸上競技場）。勝ち点３が必須となる。