J1神戸が三浦新監督の登録完了 26日札幌戦で初采配「覚悟持って全力を尽くす」

 J1神戸の三浦淳寛新監督(46)が25日、神戸市内で行われた非公開練習後にオンラインでの取材に応じ「(監督を)やると決めたからには覚悟を持って、ヴィッセル神戸のために全力を尽くしたい」と第一声を発した。同日、Jリーグは三浦新監督と林健太郎ヘッドコーチ(48)の登録が完了したことを発表。26日の札幌戦(ノエスタ)が初采配となる。

 指導者経験はなく、監督を務めるのは初めて。監督を選任、評価する立場のスポーツダイレクター(SD)から監督に転じる異例の人事に「一番葛藤があった」と認めた。チームは5勝8分け7敗で11位に沈んでおり「結果は出ていないのは私自身にも責任がある。果たして自分が受けていいものなのか、他の監督を探しながらマルク(マルコス・ビベス・アシスタントコーチ)代行で続けるのか、答えを出すのに時間がかかった」と揺れた胸中を明かし、最後は「(監督未定の)空白の時間は作りたくない。自分の心としっかりと向き合いながら決断した」と語った。

 目指すスタイルは「ゲームを支配したい。ボールを持つ時間を長くして、その中でチャンスを作って得点していく。攻撃的なポゼッションスタイルを描いている」と“バルサ化”の継続性を強調した。

 注目の初陣となるホーム札幌戦へ「結果が出なければ監督が責任を取るというのは選手にも伝えている。選手の力を引き出しながら、チームが強くなるために全力で向き合いたい。一致団結という合言葉のもと、サポーターの力を借りながら、1%でも勝てる確率を模索したい」と決意をにじませた。

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