C大阪が天敵鹿島に屈し連勝6でストップ 中2日…終盤ハンドをとってもらえず

鹿島に敗れ肩を落とすC大阪イレブン=ヤンマー
前半、競り合うC大阪・清武(右)と鹿島・ファンアラーノ=ヤンマー
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 「明治安田生命J1、C大阪1-2鹿島」(19日、ヤンマースタジアム長居)

 C大阪が天敵にまたも屈した。2005年以来15年ぶり、クラブ記録に並ぶ7連勝を狙ったが、連勝は6で止まり、リーグ戦のホーム鹿島戦は11年から8連敗となった。

 前半32分に先制点を奪われたが、4分後にFWブルーノ・メンデスの5試合ぶりとなるゴールで即座に試合を振り出しに戻した。

 だが、堅守を誇った桜の牙城が、わずかなほころびを見せた。後半開始わずか38秒だった。自陣マイボールのスローインを奪われ、その流れから失点を許した。複数失点は5失点で敗れた8月19日の川崎戦以来7試合ぶりだった。

 「隙があった訳じゃないけど、よりアラートにならないといけない」と、DF片山は振り返った。今季のC大阪らしくない一瞬の緩み。MFデサバトは「簡単に失点を許したことが勝敗を分けた」と敗因を分析した。

 ロティーナ監督は交代枠5人を使い切り1点を追ったが、試合終了間際に鹿島MFレオ・シルバのハンドが松尾主審に見逃され、直後には木本のヘッドがバーをたたいた。試合の大半を10人で戦い抜いた神戸戦から中2日。中6日の鹿島に対し、日程的な不利も重なった。

 収容人数の上限が緩和され6836人が駆け付けたが、勝利を届けることはできなかった。20日に首位川崎が浦和を下せば、勝ち点差は再び8に広がる。川崎追走へ手痛い敗戦となった。

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