「明治安田生命Ｊ２、徳島２－０群馬」（５日、ポカリスエットスタジアム）

　Ｊ２徳島が快勝し、同日敗れた２位・北九州との勝ち点差を２とし、Ｊ１昇格圏を視界に捉えた。

　試合を通じて前線からプレスをかけ続け、ゴール前でのミスからピンチを迎える場面もあったが、前半３３分、５戦ぶりの先発出場となったＦＷ河田が２試合連続となる先制の左ボレーを決めると、そこからはペースを握った。相手にボールを持たれる時間もあったが、ゴールを許すことはなかった。

　後半３８分には、敵陣でボールを奪うと、ＦＷ佐藤が流し込んで追加点。佐藤の１６年シーズン以来のゴールにチームとスタジアムに駆けつけた２０９３人のサポーターの喜びがはじけた。仲間たちにもみくちゃにされた３３歳のベテランは、試合後「やっと入ったという感じですね」と、大きく息をついた。承知に貢献し「いろんな人のおかげでここまで来られた」と周囲への感謝を口にした。

　「難しい試合だったが、上位陣についていくために重要な勝ち点だった」と、ロドリゲス監督。次戦は９日アウェーでの１２位・栃木と対戦。悲願のＪ１へ負けられない試合はまだまだ続く。