南野がリバプール1号、2季目へ最高のスタート 指揮官「彼ならインパクト残せる」

 「コミュニティー・シールド、アーセナル1(PK5-4)1リバプール」(29日、ロンドン)

 イングランド・サッカーの新シーズン開幕を告げる一戦が行われ、昨季プレミアリーグ覇者のリバプールのFW南野拓実(25)が公式戦初得点をマークした。後半14分から出場し、0-1の同28分に右足で同点ゴールを決めた。1-1で突入したPK戦でも成功したが、チームは4-5で屈した。コミュニティー・シールドはリーグ覇者とイングランド協会(FA)王者が顔を合わせる恒例の一戦。今季リーグ戦は9月12日に開幕する。

 真価が問われる2季目を最高の形でスタートした。新シーズン開幕を告げる晴れ舞台で、南野がリバプール加入後15試合目で初得点。クロップ監督は「これまで唯一足りなかったものだから、彼にとってもチームにとっても大きい」と喜んだ。

 0-1の後半14分に左サイドに投入されると、積極的に動いて攻撃を活性化した。同23分のミドルシュートはGKにキャッチされたが、待望の瞬間は同28分に訪れた。

 右サイドからマネ、サラー、フィルミノと3人の看板FWが連係し、ペナルティーエリア内の混戦で浮いたボールを南野がサラーへパス。これがゴール前にこぼれてくると、いち早く反応した背番号18が右足でゴール右隅に流し込んだ。

 昨季は限られた出場時間でゴール、アシストを記録できず「まだここで何も示していない」と、FWとして目に見える結果を求めていた。PK戦でも4人目に登場し、真ん中に力強く蹴り込んで強心臓ぶりを示した。

 無観客の「聖地」ウェンブリー競技場で大きな一歩を踏み出し、指揮官は「彼ならインパクトを残せる」と、さらなる活躍を期待した。

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