中田英寿氏が立大経営学部客員教授に就任 履修者は30人限定、課題提出で選考

 サッカー元日本代表の中田英寿氏(43)が立大(東京都豊島区西池袋、郭洋春総長)経営学部の客員教授に就任することが16日、発表された。

 47都道府県を自身の足で巡り、伝統工芸や産業、農業など日本の良さを世界に発信し続ける中田氏の活動に立大が共感。その経験を学生に還元できるような科目を設置することで客員教授就任が決定した。

 20年秋学期に経営学部の3、4年次生を対象とした科目「伝統産業とマーケティング」を同学部の山口和範学部長、高岡美佳教授とともに担当する。「日本文化の世界戦略」をテーマに全14回の講義を予定している。

 講義は30人限定となっており、履修希望者は3000字以内で「『日本酒』『お茶』『工芸』のうち一つを選び、市場分析を行った上で、それを世界にビジネスとして広げる手法について論じてください」という課題を提出する必要がある。中田氏、山口学部長、高岡教授で選考を行うとしている。

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