神戸、初の天皇杯決勝進出 イニエスタが先制弾&アシスト クラブ初タイトル王手

 前半、先制ゴールを決め、喜びを爆発させるイニエスタ(中央)=撮影・高部洋祐
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 「天皇杯・準決勝、神戸3-1清水」(21日、ノエビアスタジアム神戸)

 今季限りで引退する元スペイン代表FWダビド・ビジャを初優勝で送り出したい神戸は、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの先制点、アシストを含む活躍で勝利した。クラブ初となるタイトルを目指し、元日に国立競技場で行われる鹿島-長崎の勝者との決勝戦に挑む。

 神戸はビジャが登録メンバーを外れ、ポドルスキはベンチスタート。前半13分にイニエスタが的確なコントロールでシュートを決め先制すると、33分には田中が押し込んでリードを広げた。

 清水も反撃し、38分にジュニオール・ドゥトラが蹴り込み1点を返した。

 後半に入ると、両チームがチャンスを作る中、神戸GK飯倉に好守の直後の攻撃でイニエスタ-古橋のホットラインから、そのまま古橋が持ち込んでシュートを決めた。

 残り時間を優位のまま消化した神戸がクラブ初となる決勝進出を決めた。ビジャ、イニエスタ、ポドルスキのイニシャルから名づけられた“VIPトリオ”の最後のそろい踏みがなるかも注目される。

 両チームの先発メンバーなどは以下の通り。

【神戸】

▽GK飯倉

▽DFフェルマーレン、西、酒井、大崎、ダンクレー

▽MF山口、サンペール、イニエスタ

▽FW古橋、田中

【清水】

▽GK西部

▽DFファン・ソッコ、エウシーニョ、松原、二見

▽MF竹内、六平、ジュニオール・ドゥトラ、金子

▽FW河井、ドウグラス

【得点者】 ▽神戸 イニエスタ(前半13分)、田中(前半33分)、古橋(後半24分)▽清水 ジュニオール・ドゥトラ(前半38分)

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