森保J 韓全アウェー…リベンジ失敗 アベックV夢散また準優勝

 「東アジアE-1選手権、日本0-1韓国」(18日、釜山)

 男子の最終戦が行われ、日本は勝ち点6で並んでいた韓国との直接対決に0-1で敗れ、2勝1敗で2位。3大会ぶりの2度目の優勝を逃した。韓国は3連勝で3大会連続5度目の制覇。日韓戦の対戦成績は日本の13勝23分け40敗となった。中国は香港を2-0で下し、勝ち点3で3位。香港は3連敗で最下位となった。

 日韓戦を戦う覚悟があったのか-。そんな疑問すらわいてくる90分間だった。引き分け以上で優勝が決まる一戦。ピッチに勇敢な“侍”の姿はほとんどいなかった。

 立ち上がり。嵐にさらされ、腰が引けた。果敢にプレスをかけ、球際の戦いで強さを全面に押し出してくる韓国に後手を踏んだ。戦うことなく主導権を渡し、前半28分には相手MF黄仁範にミドル弾をたたき込まれた。後半、MF大島らを投入して攻撃面の改善を図ったが、最後までゴールは遠かった。

 森保監督は「技術と戦術の前に球際の戦いがあると選手たちには伝えていた。選手たちも覚悟を持ってやってくれたと思いますが、韓国の圧力が上回った」と選手をかばう。だがMF遠藤が「チームとしてもそこで逃げずに戦おうという意思疎通はできていたけど…」と天を仰いだ通り、球際の戦いという戦術以前の大原則の部分で相手に引けを取った。ベンチで戦況を見つめたFW小川も「一番負けちゃいけないところが、チームとして負けていたかな」と悔しさをかみ殺した。

 球際の戦いは、指揮官が最も重要視している、いわばチームの根幹とも言える部分だ。J1最終節の3日後には初戦の中国戦が始まり、海外組が呼べないためにメンバーは全て国内組。五輪代表との兼任監督として、東京五輪世代は14人を占めた。戦術面や連係面では未成熟さを見せるのはある程度仕方ないとは言え、戦う部分では遅れを取ってはいけなかった。

 指揮官自身は「監督として選手に準備してもらうところで足りない部分があったのではないかと、自分自身が反省しないといけない」と自戒を込める。その一方で「戦える選手、プレッシャーのかかった中で自分の良さを、勇気を持ってチャレンジできる選手がわかったことは収穫」とシビアな一面も見せた。

 「今回の経験を持って若い選手には次につなげて欲しい」と森保監督は前を向く。だが来年迎える東京五輪や、A代表のW杯アジア最終予選に向けた戦力を見極めるという意味では、悔しさと共に厳しい現実が浮かび上がったのではないか。

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