横浜M 神奈川ダービー制し04年以来のV目前!2連覇中の川崎相手に4得点

 「明治安田生命J1、川崎1-4横浜M」(30日、等々力陸上競技場)

 首位横浜Mが川崎に4-1で勝利し、2位FC東京が浦和と1-1で引き分けたため、優勝争いは7日の最終節の直接対決にもつれ込んだ。得失点差で横浜Mが7点上回り、FC東京の逆転優勝には4点差以上の勝利が必要になる。松本はG大阪に1-4で敗れて最下位に転落し、1年での降格が決定。磐田は名古屋に2-1で勝ったが、17位で5年ぶりのJ2が決まった。神戸は3-1で鹿島を下した。

 栄冠のシャーレ(優勝皿)にがっちりと手をかけた。2点リードの後半44分、FWエリキがパスカットから独走。相手GKとの1対1から、最後はFW遠藤にパスを通して4点目。2連覇中の川崎を沈め、勝負をつけた。

 勝利だけを求めていた。前節、松本を下して今季初めて首位に立った。この日、2位のFC東京の結果次第では優勝の可能性もあったが、ハーフタイムに他会場の動向は伝えられず。選手たちも口にすることはなかった。「今の試合、この試合に勝つことだけに集中していた」と先制点を決めたFW仲川は振り返った。

 悲劇の地で強さを見せた。2013年。残り2節で1勝すれば優勝が決まったシーズン。第33節のホーム新潟戦、最終節のアウェー川崎戦で連敗し、夢は散った。MF扇原は「(2連覇中の)川崎に勝ってこそ、優勝にふさわしいチームだと言える。この試合にかける思いは強かった」。開始と同時に高い強度で試合の流れをつかみ、8分の先制点を奪った後も、今季のチームスタイルでもある攻撃サッカーを貫いて4発大勝。これでリーグ6連勝と、勝負どころで強さを見せている。

 1週間後に迎える最終節はFC東京との直接対決。3点差以内での敗戦であれば、04年以来となる優勝は決まる。だが、仲川が「ウチの(ポステコグルー)監督、そういうの嫌いなんで。攻めに攻め倒していく。自分たちもそういう志向になっていますし」。守りに入るつもりはさらさらない。

 いざ、15年ぶりの優勝へ。悔しき13年のV逸を経験したMF喜田は言う。「長年待ち望んでいたファンやサポーター、クラブ関係者などがいる。それを自分たちでつかみ取れるチャンスがある。良い報告をして、喜びを共有したい」。その瞬間まで、横浜Mは攻め続ける。

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