横浜M、悪夢払いVだ 13年最終節涙の地で15年ぶり栄冠決める

 6年前の悪夢を振り払い、頂点に立つ。J1で首位に立つ横浜Mは30日・川崎戦(等々力)に勝ち、2位FC東京が浦和に敗れれば2004以来15年ぶりの優勝が決まる。4度目の栄冠に向け、29日は横浜市内で最終調整。2013年最終節に優勝を逃した因縁の地、等々力で歓喜をつかむ。

 歓喜の瞬間が待ち遠しい。ポステコグルー監督は活気あふれるミニゲームに目を細め、「いい雰囲気だ。うちも川崎も攻撃的。わくわくする試合を繰り広げられる」と仕上がりに自信を示した。

 悪夢を振り払う。2013年のリーグ最終節。首位の横浜Mは勝てば優勝という状況で川崎に0-1で敗れ、涙にくれた。当時と同じ舞台、敵地・等々力で戦う今回の川崎戦。現在も所属するただ一人の選手、DF栗原勇蔵(36)は「悔しい思いをしたけど、それがあって今回があると捉えている。偶然ここまで来たわけじゃない。期待できると思う」と雪辱を誓った。

 出場4試合連続ゴール中のFW仲川輝人(27)は川崎ユースからトップチームに昇格できず、専大を経て横浜M入り。大学生だった6年前の最終節は横浜Mに誘われ、サポーターやMF中村俊輔(現J2横浜FC)が泣き崩れる姿を客席から見た。散髪して心機一転したエースは「川崎を超えなければ王者になれない」と期する思いを口にする。

 リーグ戦は5-1で勝利した8月24日の名古屋戦(パロ瑞穂)から8勝1分けで、9戦負けなし。J1トップの61得点を挙げている攻撃陣を中心に油断なく戦い抜き、負の歴史に終止符を打つ。

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