マジョルカ久保、弾丸移動で狙うは連続出場 W杯予選後“前倒し”でチーム合流へ

 サッカースペイン1部リーグ、マジョルカの日本代表MF久保建英(18)が大移動を跳ね返してのリーグ戦連続出場を狙う。デイリースポーツの取材で11日のチーム練習時間に間に合うようにチーム復帰することが6日、分かった。

 久保は日本代表として10日にミャンマー・ヤンゴンで開催されるW杯アジア2次予選・ミャンマー戦に臨む。クラブ関係者によると、久保がマジョルカの空港に到着するのは11日午前11時。この時点でチーム練習は始まっていることになるが、その足でスタジアムへ直行することになっているという。

 すぐに練習復帰するかどうかは不明。時差など長距離移の影響を考えての対応になると考えられる。ただ当初12日の練習復帰予定を“前倒し”することはスペイン1部リーグのデビューの後、連続しての試合出場やプレー時間の拡大を狙う上で監督やチームメイトへの明確な意思表示になり得る。

 欧州でプレーする日本代表選手にとって代表招集直後のリーグ戦は出場へのハードルが最も高いものといえる。長距離移動の疲れや回復時間(日数)の短さから起用されるチャンスが少なくなる傾向がある。2009-10シーズンにエスパニョール所属だったMF中村俊輔は代表から復帰するたびに、当時のポチェッティーノ監督にベンチ外扱いを受け、これが定位置獲得とならなかった理由の一つにもなっている。

 まして今回の久保の場合、次節ビルバオ戦は当地時間の13日21時(日本時間14日4時)キックオフと調整の時間は限りなく少ない。また日本からマジョルカへは直行便がないため少なくとも1回は乗り換えを強いられる。与えられた条件は厳しいが、日本代表としてW杯予選最年少出場を目指す若き司令塔はさらなる飛躍を目指して挑戦を続ける。(島田徹通信員)

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