興梠慎三J1史上初8年連続2桁得点 偉業達成も黒星に悔しさ「記録よりチーム」

 「明治安田生命J1、湘南1-1浦和」(1日、Shonan BMWスタジアム平塚)

 浦和のFW興梠慎三(33)が湘南戦でJ1史上初となる8年連続の2桁得点をマークした。試合は1-1で引き分けた。C大阪はFW鈴木孝司(30)の決勝ゴールで川崎を2-1で下した。2位の鹿島はFW上田綺世(21)の2ゴールなどで清水に4-0で大勝した。

 Jリーグ屈指のストライカーが、新たな金字塔を打ち立てた。興梠が8年連続2桁得点の新記録を樹立。4試合ぶりにゴールを決めての快挙だったが、勝利にはつながらず「個人の記録よりもチームのために戦っている」と悔しさの方が上回った。

 待望の瞬間は前半早々の3分。左サイドに走り込んだ武藤からのクロスに右足でわずかに触れてコースを変え、巧みに流し込んだ。「自分で突破する選手じゃない。つないできてくれたボールを決めるのが持ち味」との言葉通りの先制点だ。

 13年に鹿島から加入。12年からの記録は大半が浦和で積み上げてきた。浦和で引退する覚悟でプレーを続けるFWは常々「『浦和レッズと言えば興梠慎三』と言ってもらえるように」との気概を持って前線を駆け回ってきた。ただ奮闘もむなしく、チームは6戦白星なし。「今日は勝たないといけなかった」と声を振り絞った。

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