神戸ああ連勝スルリ…VW弾もドロー

 「明治安田生命J1、神戸2-2大分」(22日、ノエビアスタジアム神戸)

 トルステン・フィンク新監督(51)の就任2戦目となった神戸は、FWダビド・ビジャ(37)、FWウェリントン(31)の得点で先行も大分に終了間際に追い付かれ、2-2で引き分けた。横浜Mは松本を1-0で下し、暫定2位に浮上。札幌は最下位の鳥栖に3-1で快勝した。仙台-FC東京は23日に実施。ACLの影響で、広島-川崎、浦和-鹿島は7月31日に行われる。

 追加点を奪えなかった報いを最後に受けた。約1カ月ぶりに本拠地へ戻った神戸だったが、後半44分に追い付かれ、フィンク体制初の連勝を逃した。

 フィンク監督は前節に続きビジャとウェリントンを最前線に配置し、前半は采配が当たった。ビジャは前半6分に右足で先制点となる今季7得点目を流し込み、ウェリントンは1-1の同26分に一時は勝ち越しとなる今季6得点目を決めた。

 チーム総得点の半分を量産する“VW”コンビによって試合を優位に進めた。だが「3点目を決めれば試合を決定付けられた」とドイツ人指揮官が振り返ったように、その後も訪れた好機をつかめなかったことが響いた。

 主将の山口が「アンドレスがいるだけで相手は引いてくれる」と話したように、第4子出産に立ち会うためスペインに一時帰国しているイニエスタの不在も大きかった。ボール保持を相手に譲ったことで、時間の経過とともに試合のコントロールを失っていった。

 「勝っている中で最後の時間をどう使っていくか」。経験と言い換えることができるのか。山口の言葉が、神戸の抱える課題を物語っていた。

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