U22日本「収穫」の準V PK戦までブラジル追い詰めた 東京五輪へ手応え

 「トゥーロン国際大会・決勝、日本1(4PK5)1ブラジル」(15日、サロンドプロバンス)

 ともに東京五輪世代のU-22代表で臨んだ日本とブラジルが対戦し、日本が1-1からのPK戦を4-5で落として初優勝はならなかった。初の決勝進出を果たした日本は先制されたが、前半39分にFW小川航基(21)=磐田=が同点ゴールを決めた。PK戦は全員が成功したブラジルに対し、日本は5人目の旗手怜央(21)=順大=がGKに止められた。

 同じ東京五輪世代のブラジルを追い詰めたが、PK戦の末に金星は逃した。それでも90分を通して堂々と渡り合い、横内監督代行は「対等と言ったらおこがましいが、こういう試合ができたのは収穫」と準優勝にも手応えをつかんだ。

 スター予備軍の相手に引くことなく、果敢なプレスでスペースを与えなかった。前半19分に中央を崩されて失点しても、受け身にはならない。同39分に「隙が出ると思っていた」と、DFの中途半端なクリアを狙ったFW小川航が左足で豪快に同点ゴールを決めた。後半は途中出場のMF相馬と三笘がドリブルで攻撃を活性化。横内監督代行は「気後れしなければやれる」と内容に自信を得た。

 同世代から18人が南米選手権に臨む日本代表に招集され、そこには呼ばれなかったメンバーが意地を見せた。小川航は「反骨心で決勝まで来た」と発奮材料とし、GKオビは「ここに来た僕らは立ち位置を理解している。同じ境遇だからこそ、同じ方にベクトルが向いた」と一体感を強調。五輪への士気が高まる意義深い大会になった。

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