久保建英、レアル移籍決定も南米選手権に集中「大会が終わるまでは」

 「南米選手権」(14日開幕、ブラジル)

 サッカー日本代表として参加しているMF久保建英(レアルマドリード)が15日、移籍が正式に発表された後としては初めて報道陣の取材に応対。貴重な経験となる南米選手権へと集中する考えを示した。

 ブラジル入り後、初の練習となった前日には無言を貫いた久保だったが、現地14日午後(日本時間15日未明)に行われた非公開練習後に口を開いた。多くの注目を集めたメガクラブへの移籍が決まったが、現在は日本代表の一員として南米選手権に参加していることもあり「大会に集中したいので、大会終わるまでは大会のことだけしか答えないです。よろしくお願いします」とキッパリと話した。

 その言葉通り、既に初戦の対戦相手であるチリも分析しており「結構ボールさらしたりすると足ごと持ってかれる。非常に、いい意味で危険な選手も多いので、そういう選手たちを相手にどこまで自分のプレーが出せるのか。怪我だけは気をつけたいと思いますけど、最大限のプレーを出していければ」。イメージを膨らませた。

 途中出場した9日のエルサルバドル戦(宮城)では、ドリブル突破から惜しいシュートを放つなど、鮮烈なA代表デビューを飾った。南米選手権は東京五輪世代のメンバーが中心。顔ぶれも変わっただけに、A代表定着に向けて再びアピールする立場だが「それはもう一回座った椅子は簡単に手放したくないし、それは思ってない選手はいない。当たり前だと思う」。南米の強豪を相手に、自らの力を示していく。

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