「Ｗ杯アジア１次予選、カンボジア２－０パキスタン」（６日、プノンペン）

　６日に始まったサッカーの２０２２年Ｗ杯カタール大会アジア１次予選で、元日本代表ＦＷ本田圭佑（３２）が実質的な監督を務めるカンボジアはパキスタンとの第１戦に２－０で快勝した。本田は采配が的中してＷ杯予選初勝利を挙げても浮かれず、所属事務所を通じ「前半戦が終了しただけなので後半戦に向けて準備したい」と第２戦を見据えた。

　０－０の終盤に選手交代で仕掛けた。まずは守備的ＭＦダニを投入して中盤の底を厚くし「想像通り相手は対応できず、ダニはボールを受けてリズムをつくってくれた」。さらには２人目の交代で投入したＦＷチャンティアが先制点を挙げ、勝利を呼び込んだ。

　ストイックな本田は試合内容に「もっと良さを出せた」と物足りなさも口にした。それでも短い時間で流れを変えたダニとチャンティアには「合格点を与えるとしたら、この２人」と満足そうだった。