FC東京・久保建、先制点呼んだ 浦和DF槙野ビビらせた「いつかA代表で一緒に」

 「明治安田生命J1、浦和1-1FC東京」(30日、埼玉スタジアム)

 前節首位のFC東京は浦和と1-1で引き分け、大分に1-0で勝った広島とともに勝ち点11。

 チームと個人。2つの結果が出なければ、喜びは湧いてこない。「チームを勝利に持っていけなかったから、自分のプレーはあまり評価できない」。試合後、MF久保建の表情はさえないままだった。

 後半17分からピッチへ。先発落ちは27日にU-22代表遠征から帰国したばかりという側面もあるが、17歳はそれでも“仕事人”だった。後半30分、カウンターの起点で先制点へとつなげた。一度は味方とのパスが乱れる場面もあったが、状況を瞬時に理解。頭でのパスから足での低いパスへと切り替えて攻撃を完遂させた。当意即妙なプレー。代表経験を持つ浦和DF槙野も「怖さを感じた。いつかA代表で一緒にプレーしたい」と評した。

 終了間際に追いつかれて、悔しいドロー決着。満ち足りない気持ちを成長の糧とする。

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