G大阪 8年連続開幕未勝利 電光石火の先制ゴールも3失点逆転負け
「明治安田生命J1、G大阪2-3横浜M」(23日、パナソニックスタジアム吹田)
宮本ガンバが開幕でつまずいた。G大阪・宮本監督にとって初のJ1開幕戦だったが3失点で逆転負け。クラブとして2年連続開幕戦黒星を喫し、12年から8年連続開幕戦未勝利(3分け5敗)となった。
幸先は良かった。開始39秒、MF遠藤が前線から圧力を掛け、相手ミスを誘発。最後はMF小野瀬が押し込んだ。宮本監督が「独特のボール回しに対して高い位置でボールを奪う狙いがはまった」と振り返った通り、電光石火の先制点だった。
だが、わずか2分後に失点。遠藤が「マークの受け渡しがうまくいかず後手を踏んだ」と語ったように、前半だけで13本のシュートを浴びて3点を失った。攻撃でも「苦し紛れのロングボールが多かった」(遠藤)と、想定以上に縦へ急ぐあまり、G大阪のオフサイドは11を数えた。
立て直した後半は相手を押し込み、後半43分にDF藤春のゴールで1点差に迫ったが届かなかった。「戦術より一対一や攻守の切り替えで負けていた」とMF倉田は唇をかんだ。昨季は初勝利まで7試合を要し、残留争いに巻き込まれた。同じ過ちを繰り返さないためにも、敗戦を教訓に変える。