「明治安田生命Ｊ１、Ｃ大阪２－１川崎」（１０日、ヤンマースタジアム長居）

　川崎が２試合を残してリーグ連覇を決めた。アウェーでＣ大阪に敗れたが、２位・広島が仙台に敗れたため、両チームの勝ち点差は７で変わらず、川崎の優勝が決まった。

　川崎のＭＦ中村憲剛はＪリーグ史上６度目の連覇について、「連覇というのは５チームしか成し遂げていないので、Ｊリーグ後発組のフロンターレがそれを成し遂げたというのは、積み重ねのたまものだと思う」と振り返った。過去、連覇はＶ川崎、鹿島、横浜、広島の４チームが達成している。

　昨年の初優勝から２年連続で頂点に立ったことについては、「去年は僕自身の１５年分の、クラブとしては２０何年分の積み重ねが、思いが等々力で爆発したんですけど、今年は泣いていないということは自分たちが成熟してきた、強くなってきたということであると思う。まだまだ足りないところをきょうの試合でみんな知ったと思うので、まだまだ伸びしろがあるということで、去年とは感じ方が違います」と言葉を選びながら喜びをかみしめた。

　さらに「次、目指すのは３連覇。カップ戦も取れていないのでまだまだやることはいっぱいある。勝ってかぶとの緒を締めるではないですけど、みんなでまだまだ積み上げてきたい」と、さらなる高みに視線を向けていた。