「キリンチャレンジカップ、日本－ウルグアイ」（１６日、埼玉スタジアム）

　ＦＩＦＡランク５位のウルグアイ代表との国際親善試合に臨むサッカー日本代表は１５日、埼玉スタジアムで冒頭１５分を除く非公開で公式練習を行った。

　ゴールへの飢えがおさまることはない。３試合連続得点が懸かる南野はトップ下として先発出場することが濃厚となった。代表監督が新体制となって初陣からの３戦連発は、９３年のＪリーグ発足以降に限れば９７年岡田体制のＦＷ呂比須、０５年ハリルホジッチ体制のＦＷ岡崎のみ。史上３人目の記録達成に挑む。

　「目に見える結果」を追い求め２試合連続ゴールを決めた。それでも「何も成し遂げていない」と語る。その思いは変わらないのかと問われると「全然です。全く（変わらない）」と語気を強めた。

　対戦相手のウルグアイはＷ杯優勝経験もある強豪で過去２試合とは格が違う。「自分が何をできるか、思う存分プレーしたい」と語る南野にとっては現在値を推し量る格好の試金石となる。ゴールネットを揺らせば、生き残りや香川とのトップ下争いでこれ以上ないアピールとなることは間違いない。

　「真司君のプレーをまねする訳ではない」と話すように、香川とはプレースタイルが全く異なる。「自分の特長をしっかり生かせれば」。南野らしく、貪欲にゴールを狙うだけだ。