イニエスタ主将 先制アシストもチームは3連敗…「100%の状態ではなかった」

 「明治安田生命J1、神戸1-2G大阪」(15日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸はMFアンドレス・イニエスタ(34)が来日して初めて主将を務めたものの、G大阪に1-2で逆転負けした。2位川崎はチーム最多タイの7得点で札幌に7-0で大勝。首位の広島は鳥栖に0-1で敗れた。最下位の長崎は名古屋との打ち合いを4-3で制し、連敗を5で止めて8試合ぶりの勝利を挙げた。名古屋の連勝は7でストップ。

 主将として神戸を勝利に導くことはできなかった。逆転負けで今季初のリーグ戦3連敗を喫したイニエスタは「チームにとって悔しい試合だった」と力なく振り返った。

 左腕に来日初のキャプテンマークを託された。主将のFWポドルスキ、副主将のDF渡部が出場停止。吉田監督は「チームを引っ張ってほしかった」と意図を明かした。バルセロナでも担った重責。「選ばれて光栄だった」と意気に感じてピッチを駆けた。前半35分にはドリブルで持ち込みFW古橋の先制点をアシストした。

 強行出場に踏み切った。右脚付け根付近を痛め別メニュー調整が続いていた。患部は1日の札幌戦前から痛めており、同戦のハーフタイムには「あと5分もたないかもしれない」と訴えていた。全体練習に合流したのは試合前々日の13日。当然ながら「100%の状態ではなかった」と試合後に明かした。

 逆転を許した3分後の後半26分には、自ら交代を申し出てピッチを後にした。71分間の出場でスプリント0回という数字がイニエスタのコンディションを物語っていた。

 「チームのダイナミズムが良くない。そういった流れを止めないといけない」と危機感をあらわにした。8試合を残して3位FC東京とは勝ち点6差。目標に掲げるアジア・チャンピオンズリーグ出場は遠のいたが「最後まで戦い続ける義務がある」と言葉を結んだ。

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