森保ジャパン“新鮮力”で初陣 20歳堂安、21歳伊藤ら初招集 平均年齢25・3歳

 日本サッカー協会は30日、インドネシア西ジャワ州ボゴール市内のホテルで会見し、五輪代表と兼任する森保一監督(50)のA代表初采配となる9月7日のチリ戦(札幌ドーム)、同11日コスタリカ戦(パナソニックスタジアム吹田)のメンバー23人を発表した。W杯ロシア大会の主力選手は招集せず、MF堂安律(20)=フローニンゲン、伊藤達哉(21)=ハンブルガーSV=ら東京五輪世代3人を抜てき。平均年齢25・3歳とフレッシュな陣容で初陣に挑む。  

 22年カタールW杯へ向けた船出は、東京から直線距離で6000キロ近く離れたインドネシアからだった。飛行機で7時間。首都・ジャカルタから車でさらに1時間南へと下った隣町ボゴール。緑が豊かで近くのモスクからはコーランが響く。

 ホテルの小さな会議室にテレビカメラはたった2台、報道陣約40人。通常は約150人のメディアが集まるビッグイベントには似つかわしくない異例の態勢の中、五輪代表とA代表とを兼任する森保監督は「選手たちには自分の持っているものを思いっきり発揮してほしい。勝ちにこだわって、チームとしてもつながりを持って挑みたい」と抱負を語った。

 ビッグサプライズこそないが森保色がにじむメンバー構成となった。「ロシアW杯に出ていた海外でプレーする選手の招集は今回は見送る」とし、ロシアW杯でプレーした選手はMF山口とDF槙野のみ。海外からはクラブでの状況も鑑みながら、リオ五輪以降の世代から8人を招集した。MF堂安、伊藤、DF冨安ら4人が初代表。国際Aマッチ出場5試合以上の選手はわずか9人だ。平均年齢は25・3歳。ロシアW杯開幕時の28・3歳から大幅に若返った。

 一方で広島時代に指導した28歳のMF佐々木を「継続していいパフォーマンスをしている」と初招集。広島の顔である32歳のMF青山も名を連ね、指揮官をよく知る“核”は置いた。

 監督自身は11日のJリーグ視察を最後に12日に離日。以降アジア大会に臨むU-21代表を指揮している。1日は韓国との決勝戦。A代表の選考は、ジャカルタ入りする予定だった関塚技術委員長が日本に残り、多くのスタッフと情報共有をしながら行った。

 「選手のパフォーマンスなどは把握できている中、招集できた」と森保監督。「目の前の試合へやることもたくさんある中で、A代表の次の試合に向かうというのは、難しい部分があると感じた」と吐露しつつ「大変だが、スタートは何をやっても難しさはある。よりいい形で仕事ができるようにやっていきたい」と前向きだった。まずは1日のアジア大会決勝。帰国後も慌ただしいスケジュールとなるが、華々しく凱旋し、初陣へとつなげたい。

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