「ＪＦＬ、ＦＣ大阪３－０コバルトーレ女川」（２３日、ヤンマーフィールド長居）

　サッカーＪＦＬ第１ステージ第１４節が開催され、大阪から３番目のＪリーグ入りを目指すＦＣ大阪はホームで、コバルトーレ女川に完勝した。

　ピッチに水たまりができるほどの強い雨が降る中で行われた試合は開始直後から動く。５分、ゴール前の混戦からＦＣ大阪ＭＦ田路のパスをＭＦ四ケ浦がヒールパスでつなぎ、最後はＦＷ木匠がシュートを決めて幸先よく先制する。ＦＣ大阪はその後も立て続けに攻めるが、相手ＧＫに阻まれるなど追加点が入らない。４０分にはこの日が誕生日のＭＦ江坂がミドルシュートを狙うがこれはポスト直撃。前半は１－０で折り返す。

　後半に入ってもＦＣ大阪ペースが続く。２１分、ＭＦ南部がサイドからドリブルで持ち込みゴール前へパスを送ると木匠がつなぎ、最後はＭＦ井手口が２試合連続ゴールを決めた。

　終了間際の４４分にはゴール前でのＦＫを獲得。ＤＦ舘野が蹴ったボールは壁に阻まれるが、こぼれ球を井手口が拾ってつなぎ、最後は途中投入されていたＦＷ塚田が合わせて３－０として試合終了。最後まで集中力を切らさず相手にほとんどチャンスを与えない圧勝だった。

　ＦＣ大阪は第１ステージ２位以内を確定させるとともに、２０１６年第１Ｓに記録したステージ最多勝利数、ステージ最多勝ち点のクラブ記録を更新した。

　この日、首位のホンダＦＣも２－０でホンダロックＳＣに勝ったため、２位・ＦＣ大阪との勝ち点差は２で変わらず。７月１日にヴェルスパ大分との第１５節を控えるＦＣ大阪は逆転１位を信じ、１日早い３０日に行われるホンダＦＣの試合結果を待つ。