サッカー日本代表の西野朗監督が１６日、都内で行われた腕時計ブランド・「ＨＵＢＵＬＯＴ（ウブロ）」による「ＨＵＢＵＬＯＴ　ＬＯＶＥＳ　ＦＯＯＴＢＡＬＬ　Ｓｐｅｃｉａｌ　Ｅｘｈｉｂｉｔｉｏｎ」開催記念イベントに出演した。西野監督は同イベントの第２部に登場したが、その前の第１部にはＷ杯メンバーの選考上にある本田圭佑が出席していた。しかし、西野監督は“あえて”コミュニケーションはとらず、会話は「まったくなかったです」と振り返った。

　西野監督は、Ｊリーグや、一部海外組の選手に公式戦の日程が残っていることを踏まえ、「デリケートな時期なので」として、代表選考について具体的な話は公にはしないようにしている。１８日にガーナ戦（３０日）のメンバーを、さらに３１日にＷ杯メンバー２３人を発表する予定だが、本田もそこへ向けた選考対象の１人であるのは間違いない。

　イベントの控室などで会話はなかったかと問われた西野監督は「１部と２部でだいぶん時間があったので。会うことはできませんでした。（コミュニケーションは）まったくなかったです」と明かした。「今は選考段階で、ヨーロッパの視察は別として、国内にいる選手に対してはしないことにしているので。選考が終わってからと思っています」と“あえて”接触しなかったと語った。

　ガーナ戦のメンバーについて具体的な発言は避けたものの、「選手の状況、プレーヤーズファーストで彼らの状況を第一に考えた中で選考も若干変わってくる。猶予を持って見たい選手もそういう中ではおります」と語り、負傷やコンディションを考慮した構成になることも示唆した。「２１日から始まるキャンプをするわけですが、そこに入ってもらって、そこでチェックしなければいけない選手もおりますし。最終的には３１日の決定が正確なところです」とギリギリまで選手の体調を確認するとした。