J1浦和が名古屋に快勝 ルヴァン杯C組単独首位

 名古屋に勝利し、タッチを交わす李(右端)ら浦和イレブン=埼玉スタジアム
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 「ルヴァン杯・1次リーグ、浦和2-0名古屋」(9日、埼玉スタジアム2002)

 C組の1次リーグ第5節が行われ、浦和は名古屋に2-0と完勝。勝ち点を10に伸ばして、同組の単独首位に立った。最終節・広島戦での引き分け以上で、プレーオフへの進出が決まる。

 一昨年の大会MVPがチームを勝利に導いた。1トップの位置に入ったFW李忠成は前半32分、左サイドからのクロスにニアサイドで“つぶれ役”となってMFマルティノスの先制点をお膳立て。さらに後半20分にはMF阿部のスルーパスに抜け出し、相手GKを冷静にかわして勝利を決定づけるゴールを奪った。

 胸には決意が宿っていたという。今季、リーグ戦で出場した7試合は、いずれも途中出場で無得点。それだけに「個人的には今日は絶対にゴールが欲しかった。新しい監督にもなっていたし、期する思いもあった。まだ李は死んでいないんだぞっていうのを見せられたかな」と振り返る。

 オリベイラ監督は直近のリーグ戦である5日の鹿島戦から、先発9人を変更。指揮官は「チーム全員で戦うことを表現したかった」と話すように、ここまで出場時間が少ない選手たちが主体だったが、名古屋を相手に完勝。李は「言ってしまえばBチームかもしれないが、J1のトップでもやれるんだぞというのを見せられたと思う」と手応えを口にした。

 李個人にとっては、公式戦でのゴールは昨年6月25日のリーグ・鳥栖戦以来、約10カ月ぶり。「これでせきを切ったようにというか、呪縛から逃れたというか。これからポンポンと点を取っていけるようにいきたい」。32歳のストライカーは反逆を誓った。

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