ホーム無双のG大阪、今季初3得点で本拠地3連勝 倉田秋は待望の今季初ゴール

 鳥栖に快勝し、喜ぶ(奥右から)黄義助、倉田らG大阪イレブン=パナスタ
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 「明治安田生命J1、G大阪3-0鳥栖」(29日、パナソニックスタジアム吹田)

 G大阪が今季初の3得点で鳥栖に快勝し、10試合ぶりに自動降格圏を脱出して16位に浮上した。

 均衡を破ったのはMF倉田秋(29)だった。後半23分、MF遠藤保仁(38)の縦パスを受けると「前を向いたらコースが見えたので、落ち着いて蹴るだけだった」と約20メートルの距離から左足を振り抜いた。「まぐれかもしれないけど、打たないと入らない。レビー(クルピ監督)もシュートを打てと言っていた」。ゴール左隅へ鮮やかな先制点を突き刺した。

 11試合目にして待望の今季初ゴール。「遅すぎる。自分が決めていれば勝てた試合もあった」と後悔も口にしたが、敵将のフィッカデンティ監督が「すごいゴールが入って流れが一発で変わってしまった」と嘆くほど価値ある一撃だった。

 後半37分にはFW黄義助(25)が今季7得点目となる追加点を決め、終了間際の同47分にはMFマテウス(21)が約25メートルの強烈なミドルシュートでダメを押した。

 遠藤が「安定した戦い方ができた」と納得の表情で振り返ったように、シュート19本を浴びせるなど内容でも圧倒した。今季手にした勝ち点10(3勝1分け)は全てホームでのもの。ホーム3連勝はいずれも無失点試合と“ホーム無双”ぶりが際立った。主将のDF三浦弦太(23)は「(ホームかアウェーかは)特に意識はしていないが、次もホームなので続けたい」と自信を深めた。中2日で迎える次節仙台戦(5月2日、パナスタ)で初の連勝を狙う。

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