ハリル氏、無念さにじませ帰国「真実はまだ見つけていない」

 サッカー日本代表の監督から解任されたバヒド・ハリルホジッチ前監督が29日、成田空港発の航空機でフランスへと帰国した。W杯まで2カ月というタイミングで電撃解任されたが、日本協会の田嶋会長が解任理由として挙げた「信頼関係の薄らぎと、多少のコミュニケーション不足」を納得できず、21日に再来日。27日には記者会見を開いていた。

 さみしそうに日本を去って行った。「何度も話したが、真実を見つけるために再来日した。記者会見でも話したが、真実はまだ見つけていない。とにかく日本を去ることは誠にさみしく思う。気持ちの整理をするのはだいぶ時間がかかる」と最後の言葉を話した。

 不服を唱えた解任劇。その衝撃はハリル氏にとっても大きく、関係者によれば、就任以来の日課となっていたランニングでも変化がなかった体重が、再来日前には5キロ減少。憔悴(しょうすい)の様子に、ディアナ夫人も健康面の心配をしていたという。

 志半ばで日本を去る。「私はたくさんハードワークして、ベストを尽くしたことを信じてほしい。本当に日本のサッカーを強くしようと努力を惜しまず頑張った。申し訳ありませんでした。頑張ってください」。無念さの中にも日本代表を後押しする気持ちをにじませながら、ハリルホジッチ氏は機上の人となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス