湘南 21年ぶり浦和撃破 アウェー初星で今季初連勝 石川の先制ゴール守り切った

 「明治安田生命J1、浦和0-1湘南」(28日、埼玉スタジアム)

 湘南がMF石川俊輝(26)が挙げた先制ゴールを守り切り、1-0で浦和を破った。湘南にとってはこのカードで1997年以来、21年ぶりの勝利となった。首位の広島は長崎に2-0で快勝し、勝ち点を28に伸ばした。FC東京は名古屋を3-2で退け3連勝。名古屋は8連敗。3位川崎は神戸に2-1で競り勝った。

 勝利を告げるホイッスルが響くと、スタッフを中心に喜ぶベンチとは対照的に、湘南イレブンはぐったりとピッチに突っ伏した。走って走って、体を張った。泥くさくつかんだ勝ち点3だった。

 チャンスを見逃さなかった。前半30分、右サイドをMFミキッチがえぐると、折り返しを待っていたのはMF石川。「ミキのパスが素晴らしく、ゴールに流し込むだけだった。ふかさないのを意識した」。終盤には浦和の猛攻を受けるも、全員が足を止めず、体を張った守備で封殺した。湘南がリーグで浦和に勝利するのは1997年7月19日(3-2)以来、21年ぶり。大きな大きな勝利だった。

 今季のアウェー初勝利。チョウ貴裁監督が「ルヴァン杯も含めて成績が良くなかったので、出発時間を早めたり、デーゲームでも朝に散歩をしたり。何が良かったのかはわからないけど、とにかく何かトライしてみようと」と舞台裏を明かす。ささいなことかもしれないが、流れを変えるためにできることは積極的に取り入れた。

 今季初の連勝。「帰りのバスから降りたら、もう次に切り替えさせないと」とチョウ監督。つかんだ流れは手放さない。

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