【西野監督会見4】森保一氏のコーチ招へい理由「経験を持ってもらいたい」

 日本サッカー協会が12日、都内のJFAハウスで西野朗日本代表監督(63)の就任会見を開いた。東京五輪を率いる予定の森保一U-21日本代表監督をコーチとしてスタッフに迎え入れた理由を「できるだけ経験を持ってもらいたい」と世界の舞台を知ってもらうことが理由だとした。以下、一問一答の要旨【その4】。

 -スケジュール面で、ハリルホジッチ前監督はガーナ戦の後に23人を発表するということを示していた。どのタイミングでチームを決めたいと考えているか。

 「スケジュールに関しては5月14日にラージ(リスト)を決めなければいけない。キャンプに入るメンバーを、その直前に決めなければいけない。ガーナ戦の30日が終わった後、23人プラスαをどう考えていったらいいのかというところのスケジュールは、正確にはここではお伝えできませんが、ほぼそういう形で、ガーナ戦が終わってからになっていくと思います」

 -日本の立ち位置は32チーム中で下位になる。そんな中で、西野監督は守備的、攻撃的、両面のサッカーをやってきた。どちらを選択されますか。

 「ゲームというのは、いろんな状況がありますし、オフェンシブに戦える時間帯もあれば、総合的なチーム力によって、ディフェンシブな戦いを強いられる時間が多くなる(こともある)。そういう中で勝機を求めていく、ゲームの流れをコントロールできなくても、勝負に対して、ここっていうところの全体的な意識、こういうことがあれば、こういうチームに対してでも戦える、十分勝機があるというところを(見せたい)。スタートメンバーだけではなくて、いろんな戦術の変更やメンバーのスイッチで考えていきたいと思います。当然、攻撃的な志向を求めて得点を生んでいくゲーム展開に、当然したいとは思いますが、やはり、それだけではない。スカウティングとか、ウイークポイントがどこにあるとか、ストロングはどこにあるかとか。全体的に統一した上で戦って、できればオフェンシブな戦い方を求めていきたいと思いますし、選手にもそういうスピリットでゲームに入ってもらいたい」

 (続けて)「どんな相手にも勝機はどこかにあるという中の統一感、ゲーム運びを(したい)。FIFAランキングがそのまま入らないのがこの世界だと思うので。そういう力を間違いなく日本チームは今までもたくさん持ってきたと思うので、対戦国が日本とやりにくい、いろんなことを仕掛けてくることがたくさん増えていけば、そういう(勝つ)確率も上がってくる思います」

 -思考が偏らないようにということをお話していたが、東京五輪代表を率いる予定の森保一氏をコーチに加えた理由を。

 「スタッフ編成に関しては、すべて日本人スタッフ、そして今、ナショナルチーム、代表チームに関係しているスタッフでカバーしたいという思いがありました。そういう優秀なスタッフで、オールジャパンという中で、同じように、アンダーカテゴリーの活動がありますし、強化をはからなければいけないところなんですけど、五輪チームの、彼(森保)自身の指導経験、インターナショナル的なところも協力してもらいたいと思いました」

 (続けて)「将来的なところも手倉森、森保これは、これからの世代を当然、引っ張っていってもらわないといけない指導者でありますし、ほかのスタッフに関してもたくさん経験させたい中で、できれば、自分自身はそう多くのスタッフでやってこなかったというところがあるんですけれども、世界を経験できる中で、森保をはじめ、GKコーチ、コンディショニングコーチ、メディカルも含めて、そういう、できるだけ経験を持ってもらいたいというところも考えて入ってもらいました」

 -今後の動きは。

 「まだスケジューリングはしていませんが、往復する時間がどうかとか、全員に(思いを)発信したい部分は当然、ありますし、個人的にも伝えたい部分もあるので…。まだ、動き自体は決めていませんけど、猶予があれば、海外組のそういう状況とかも実際に見た上で、会った上で伝えたい部分も考えております」

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