中島 代表戦でキラリ A・マドリード、ドルトムント等複数クラブからオファー

 サッカーのポルトガル1部リーグで、日本代表FW中島翔哉(23)が所属するポルティモネンセのサンパイオ会長が3月31日、中島にアトレチコ・マドリード(スペイン)やMF香川真司が所属するドルトムント(ドイツ)など複数のクラブから獲得の申し入れがあったことを明らかにした。中島はこの日、ホームのモレイレンセ戦にフル出場。無得点だったものの、4-3での逆転勝ちに貢献した。

 売り出し中の日本代表に、海外の複数のクラブが獲得の申し入れをしていることが分かった。サンパイオ会長は、中島に対して、アトレチコ・マドリード、ドルトムントをはじめ、ウォルフスブルク(ドイツ)、ベンフィカ、ポルト、スポルティング(いずれもポルトガル)、さらにロシア、ウクライナのクラブからオファーがあることを明らかにした。

 中島は昨年8月、J1のFC東京からポルティモネンセに期限付きで移籍。出場2戦目だった9月18日のフェイレンセ戦で2得点して以降、24試合に先発して9得点と活躍している。日本代表にデビューした3月23日のマリ戦ではいきなりゴール。29日のウクライナ戦も途中出場するなど、W杯ロシア大会の代表生き残りへアピールしている逸材だ。

 この日は、ポルティモネンセの一員としてリーグ戦に出場。3点のリードを許していたが、後半11分の得点を契機に4点を奪い、大逆転勝利を収めた。中島が絡んだプレーから3点が生まれたものの、前半にはペナルティーエリア内で反則をして先制点につながるPKを与え「今日はチームメートに助けられたと思う」と苦笑いした。

 勝利への貢献にも「ゴールを毎試合取りたいし、狙っていきたい」と本来の役割を肝に銘じる。向上心を忘れない23歳に世界が注目している。

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