Ｊ１川崎は２８日、沖縄県西原町でＪ２千葉と４５分ハーフの、Ｊ３琉球と４５分１本の練習試合を開催。千葉には１－０で勝利、琉球戦では０－１の後半ロスタイムにＦＷ大久保嘉人（３５）が左足で豪快なゴールを決めて、同点に持ち込んだ。

　「負けていたんで、シュートもあれだけだったし、振り抜こうと思った」

　終了間際、左サイドでＦＷ小林とワンツーで抜け出す。倒れ込みながらも左足で放ったシュートを振り返る。

　「悠は（パスを）返してくると思った。そのあとＤＦをブロックしてくれた。もともとやっていたからね」。実戦で披露した“あうんの呼吸”への手応えを口にした。

　鬼木監督が「練習試合でも勝敗は関係ないとは思わない」と話す中で生まれた同点弾。「嘉人が入っただけで刺激になっている。ポジティブな材料」と目を細める。

　この日は千葉戦の後半３０分から出場しＭＦ守田のゴールをアシスト。全得点に絡んだ。「シーズン、早く始まってほしい」と仕上がりは順調そのものだ。