ハリル監督 死のF組免れた“残り福”のH組は初戦最も遅い組「準備期間増えた」

 「W杯ロシア大会組み合わせ抽選会」(1日、モスクワ)

 サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)は1日(日本時間2日未明)、ロシアW杯の1次リーグの対戦相手が決まったことを受け「高い目標を持ってやる。初戦が一番大事な試合だ。何としても決勝トーナメントに進むという強い気持ちが大事」と2大会ぶりの16強入りへ決意を語った。FIFAランキング55位の日本は1次リーグH組で6月19日にサランスクでコロンビアと、24日にエカテリンブルクでセネガルと、28日にボルゴグラードでポーランドと対戦する。

 2大会ぶりのW杯16強を目指し、ハリルジャパンが動き出す。抽選の印象を問われると「抽選前からHに入ると話していた。時々、そういう予感がある。ハリルホジッチの(イニシャル)Hでもある」。対戦相手への対策や戦術については「まだこれから。開幕5日後となった初戦の日程上、準備期間が5日間ほど増える。スタッフとともに緻密な計画を立てたい」と早くも思案を巡らせた。

 短期決戦となる1次リーグ。突破のカギを握るのが、チームの勢いにつながる初戦・コロンビア戦だ。過去の大会でも16強に進出した2大会(02年、10年)はそれぞれ引き分け、勝利と勝ち点を得たことで、躍進のきっかけとした。コロンビアとは、前回のブラジル大会では1次リーグの第3戦で対戦して1-4と惨敗。世界との差を見せつけられただけに、指揮官も「初戦が一番大事。ブラジルのリベンジという意味合いもある」と重要視する。

 番狂わせを起こすのに必要なのが守備だ。前回大会で日本を翻弄(ほんろう)したMFロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)は健在で、同大会は負傷でメンバー外となったFWファルカオ(モナコ)も強烈。このダブルエースを抑え込むことが、4年前からの成長を見せつけることにもなる。

 第2戦のセネガル、同3戦のポーランドも含め、タイプの異なる3国との同居となった。ハリルホジッチ監督も「異なるサッカーに対して戦う準備をする」と周到な対策を期す。徹底的な分析で相手の長所を消す戦術をとるのは、指揮官の信条でもある。

 「何としても決勝トーナメントに進むという強い気持ちが大事。簡単ではないが、そこに向かってやっていく」と決意を込めた指揮官。来たるべき対決に向け、準備を進める。

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