岡崎4戦ぶり勝利呼んだ「俺の立場やばい」 危機感力に貢献
「イングランド・プレミアリーグ、レスター2-1トットナム」(28日、レスター)
イングランド・プレミアリーグでFW岡崎慎司(31)のレスターはホームでトットナムに2-1で勝った。岡崎はトップ下で先発し、後半38分までプレーした。
使われればチームに貢献するプレーをする。3試合ぶりに先発した岡崎は「これで負けたら、俺の立場はやばい」との危機感を力に変えた。4試合ぶりの白星を強豪トットナムから奪う陰の立役者となり、笑みがこぼれた。
前半の2点は、岡崎の働きなしには生まれなかった。相手に強いプレッシャーをかけ、苦し紛れに蹴らせたボールを味方が奪い、そこからの展開でバーディーの先制点が生まれた。マレズの得点は岡崎が長い距離を走り、パスを受ける動きで相手を引きつけたことが決め手となった。
このプレーで満足しているわけではない。後半10分に左クロスを頭で合わせたが、ゴールの枠を外した。「ワンチャンスをものにできなかった。勝利に貢献できたポジティブな部分と(得点機を)つかみ切れていない残念な部分も見えてしまった」と悔しがる。定位置確保へ必要なのは得点。それはこれまでの過程で痛感している。
それでもピュエル新監督就任後、出番に恵まれなかった状況を打破するきっかけは手にした。「戦う部分を大事にしている監督。そこを示し、なおかつゴールを決められれば」と意気込みを示した。