米女子サッカーGK・ソロがブラッターFIFA前会長からのセクハラ被害告白
女子サッカー米国代表GKホープ・ソロ選手(36)が、2013年のバロンドール賞授賞式で国際サッカー連盟(FIFA)前会長のゼップ・ブラッター氏(81)から性的嫌がらせを受けた、と10日(日本時間11日)、ポルトガル紙、EXPRESSO電子版が伝えた。
同紙は現在ハリウッドの大物プロデューサーによる女優への性的暴行が大きな話題となっていることを取り上げ、米国の守護神に「あなたはそのような経験をしたり、目撃したりしたことはありますか?」と質問。ソロは開口一番、「はい、私のキャリアを通じてそういうことはありました。女子アスリートはそのような体験をもっと訴えてほしいと思います。それはハリウッドだけの問題ではない」と切り出し、「更衣室で目撃したこともあります。なぜ選手たちはそのことをもっと公にしないのかが分からない」などと発言した。
さらに「この問題に関して社会は転換期を迎えていると思いますか?」と問われると「私もゼップ・ブラッターにお尻を触られたことがあります」と突然の告白。「えっ?」と絶句するインタビュアーに、13年1月に行われたバロンドール授賞式でステージに上がる直前に被害を受けたことを説明し、「それは普通のことです」と語った。
更衣室やシャワー室などでチームメートから体を触られた時には直接、本人に止めるように言ってきたというソロは「あの時はとても緊張していて何も言えなかった」と回想。「女子アスリート、特にサッカー界の選手たちは自分たちが体験してきたことを語り、立ち上がってほしい」と訴えた。