C・ロナウド「イングランドに帰りたい」脱税容疑の裁判で
スペイン1部リーグ、レアル・マドリードのFWクリスティアノ・ロナウドが所得隠しによる脱税容疑について審議している裁判で「イングランドでは一度も問題がなかった。できることならイングランドに戻りたい」と話していたことが明らかになった。ポルトガル紙のコレオ・ダ・マーニャが裁判での質疑応答のビデオを公開した。
情報によると法廷での裁判長とのやりとりは去る7月31日のことで、ロナウドは自身の正当性を主張。第三国の法人を通しての税金対策について追及されても自身のアドバイザーを信頼するとしたロナウドと追及側の間で主張は平行線を辿り、スペインに嫌気が指していると言わんばかりにかつてプレーした場所への望郷の念に近い感情を吐露した。
なおスペイン一般紙のエル・ムンドによると、このたびロナウドが弁護士を替えたという。新しく担当するのは脱税問題に精通している人物で同様の案件を抱えるジョゼ・モウリーニョ(マンチェスター・ユナイテッド)の弁護も請け負っている。脱税問題の収拾、税務署との調整が得意な人物で、ロナウド側が今後の裁判方針を変えるのではとの見通しがある。