ハリル流「競争」と「柔軟性」がもたらしたW杯切符

 先制弾の浅野拓磨は3試合目。スーパーゴールの井手口陽介は2試合目。完封に貢献した昌子源は4試合目。8月31日の豪州戦で迎えた代表での先発出場の回数である。本田圭佑でなく、浅野。香川真司でなく、井手口-。抜てきされたキャリアの浅い選手が、結果を残した。

 バヒド・ハリルホジッチ監督は最終予選9試合を通して25人を先発で起用。同じスタメンは一度もなかった。4年前、アルベルト・ザッケローニ監督で臨んだブラジル大会最終予選では、8試合で先発出場経験者が18人だった。日本代表はそれ以前でも海外組を中心とするレギュラー固定化が目立っていた。

 「競争という意味ではすごく活性化してきた。監督はコンディションのいい選手を使う。それプラス、戦術の部分で型にはまらない。相手がどうでてくるかに臨機応変に対応してやっていく。フォーメーションも、プレッシャーのかけ方1つとっても毎試合違う。柔軟性というのがあるのかなと思います」

 こう話したのは主将の長谷部誠だ。最終予選を通じて若手を積極起用する裏で、3月のUAE戦では、ベテランMF今野泰幸を抜てき。ゴールを決めるなど勝利に貢献した。「僕もきっと今野選手と争うでしょう」。主将さえも競争の中にいることを自覚している。

 チームマネジメントにおける“競争”と戦術面における“柔軟性”。ハリル流というべきこの2つがもたらしたW杯切符であり、それは本大会まで続く。

 14年ブラジル大会。強く印象に残った試合がある。決勝トーナメント1回戦でハリルホジッチ監督の指揮するアルジェリアは、後にブラジルを7-1で下すなど優勝したドイツと対戦。前後半を0-0で終え、延長で1-2で敗れる互角の大接戦を演じたのだった。

 「もっと理想がありそうですよね。世界の相手と戦う時には、日本らしい戦いというか、そういうものを新たにチャレンジしてくるんじゃないでしょうか」。W杯での戦いを知る指揮官。その指導に、長谷部は期待する。

 ハリルホジッチ監督は「日本のサッカーはこれからも進化できると考えています」と言う。残り9カ月。進化して、本戦を迎える。

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