乾貴士が出発 首位の古巣C大阪にエール「優勝を狙うしかない」

 スペイン1部エイバルに所属する日本代表FW乾貴士(29)が10日、チーム合流のため関西空港発の航空機で離日した。

 5月24日の帰国から47日間の日本滞在。「充実していたし、リフレッシュできた」と笑みを浮かべた。

 出場機会こそなかったが、6月のW杯最終予選イラク戦の代表メンバーにも選出された。8、9月にはW杯出場権獲得が懸かるオーストラリア戦(8月31日、埼玉)、サウジアラビア戦(9月5日、ジッダ)の大一番が待ち受けるが、「まずはチームでポジションを奪わないといけない。選ばれるか選ばれないかは監督次第ですけど、活躍すれば呼ばれる可能性も増えると思うし、そこに向けていいアピールをしていきたい」と自然体を強調した。

 チームは12日から始動する予定。負傷している右足首については「まだ痛みは若干ある感じですけど、できない痛みではない」と明かした。スペイン2季で通算6得点を記録し、大久保嘉人(現FC東京)がマジョルカ時代に記録した日本人最多得点記録(5得点)を更新。3季目に向けて「気負い過ぎず楽しくサッカーをしたい。1試合でも多く出て、1点でも多く取れるようにやっていきたい」と意気込んだ。

 古巣のC大阪が18試合を終えて首位に立つ。舞洲での練習に参加し、ホーム試合の観戦に何度も足を運んでいた乾は「すごくうれしいし刺激をもらった。安定感もあるし、先制されても逆転できるのは本物。半分終わった時点で首位に立っている。優勝を狙うしかない。ずっと応援したい」と変わらぬ“セレッソ愛”を口にした。

 一度は搭乗手続きを済ませたものの、取材対応中に査証確認のため、航空会社から呼び出しを受けるハプニングもあったが大きな問題はなく、愛する家族に見送られ笑顔で日本を後にした。

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