内田篤人、完全復活へ焦りなし 開幕スタメンへのこだわり「ないです」

 サッカードイツ1部・シャルケのDF内田篤人(29)が30日、クラブ練習に合流するために成田空港からドイツへ出発するのに際して、取材に応じた。右膝の負傷から、本格的な復活を期すシーズンを迎えるが、「開幕スタメンじゃなきゃいけないという気持ちでもないですし」と焦らずにコンディションを高めていくと語った。

 「まだ、(日本に)いたいですね。日本が好きなので。オフは毎回そうですけど。ギリギリまでいたいです」と笑う内田は、このオフの期間中は、故郷の静岡県でのトレーニングを中心に新シーズンへ備えてきた。「体はオフ中も練習しましたし、昨シーズンもできている。後は試合だけかなという気がします。キャンプではしっかり準備したいなと思います。ちっちゃいけがとかはあると思いますけど、乗り越えながらだと思います」と、抱負を述べた。

 W杯アジア最終予選も佳境を迎える中、日本代表への思いも問われたが、「そうやって言ってもらえるのはありがたいですけど…」とした上で、「自分も長いことやっていないので。チームで活躍しないとその先はないと思うので、代表は1回置いておいて。気持ち的にはね」とシャルケでの試合復帰をじっくりと目指す。

 キャンプでのアピールポイントも「普通にやるだけ」。シャルケでのシーズンは8シーズン目にもなるだけに、「アピールっていう気持ちはないですね。チームに長いこといるし。監督も替わりますけど、やれることとか限られてるし、まずはケガしないで乗り越えるというのが一つだと思いますし。徐々にでいいんじゃないですか。開幕スタメンじゃなきゃいけないという気持ちでもないですし。自分のプレースタイルが分かってもらえれば使ってもらえるだろうし。ゆっくりゆっくりです」と思いを語った。

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