FC東京、痛恨のドロー 篠田監督「非常に残念。ゴールが遠かった」
「明治安田生命J1、FC東京1-1甲府」(28日、味の素スタジアム)
FC東京は、痛恨のドローに終わった。
前半2分にDF太田のCKをMF高萩が頭で合わせて先制。だが、前半のシュートはこの1本に終わり、同44分にはMF田辺の「やってはいけないミス」というDF森重へのバックパスのミスを、甲府MF堀米にされわれ、同点弾を献上した。後半はシュート7本を放ったがゴールは生まれなかった。
篠田監督は監督会見で「ホームで勝ち点1。非常に残念」と切り出した。「立ち上がりに幸先のいいゴールがあって、ギアが上がると思ったが上がらず、停滞したゲームになったのは反省。後半は修正しながらやりましたが、ゴールまでが遠かった」と総括した。
GK林は「勝たないといけない試合だった。相手にチャンスを作らせない状況で、自滅だった」と振り返った。森重は「最後のシュートのところ、シュートの1個前、ラスト1本、2本のところの精度が勝敗を左右する」と分析した。
リーグ戦はここ3戦、2分け1敗と足踏み状態。林は「苦しい状況を乗り越えるしかない。乗り越えたらチャンスはある」と話し、高萩は「リーグ戦中断前に、上位に食らいついていかないと」と言う。前半終了後、そして試合終了後に響いたブーイングは、勝って封じ込めるしかない。