清武欠場のC大阪は開幕戦スコアレスドロー

スタンドで試合を観戦するC大阪の清武弘嗣=ヤンマースタジアム長居(撮影・持木克友)
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 「明治安田生命J1、C大阪0-0磐田」(25日、ヤンマースタジアム長居)

 日本代表MF清武弘嗣(27)を欠いたC大阪は、3季ぶりのJ1開幕戦を勝利で飾ることができなかった。本拠地に3万3208人が詰め掛けたが、結果は無念のスコアレスドロー。今季から指揮を執る尹晶煥監督(44)は「守備は安定感はあったが攻撃の精密さが足りなかった。勝ち点3を(サポーターへの)恩返しとして取りたかった」と振り返った。

 序盤から手堅い展開が続き、主将のFW柿谷曜一朗(27)が「相手が思ったより前に出てこず、後ろの方も戸惑いがあった」と話したように、ボールを奪う位置が低く、効果的な攻撃に結び付かなかった。前半終了間際にはDF松田陸(25)の右クロスにFW杉本健勇(24)が飛び込んだが、先制点はゴールポストに阻まれた。「自分たちがボールを握ろうと話をした」(柿谷)という後半は主導権を握り、後半33分には柿谷が左足ミドルを放ったが、最後まで磐田ゴールをこじ開けることはできなかった。

 それでも日本代表MF山口蛍(26)は「今日の結果をポジティブに受け止めたい」と前を向いた。中央よりサイドを起点にチャンスを生み出すなど、尹晶煥監督が目指すスタイルは徐々にチーム内に浸透している。清武に代わって左MFに入ったMF関口訓充(31)は積極的な仕掛けを見せ、韓国Kリーグで2年連続ベスト11に輝いたDFマテイ・ヨニッチ(26)を加えた最終ラインは安定感を増した。尹晶煥監督は「勝ち点1を価値あるものにできるように次の試合につなげたい」と3月4日の敵地浦和戦(埼玉)を見据えた。

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