新加入のFC東京・永井が圧倒的なスピード見せつける チームに溶け込む早さも
J1FC東京に新加入したFW永井謙佑(27)は24日、沖縄・かいぎんフィールド国頭で50メートル5秒8の圧倒的なスピードを見せつけた。
キャンプ8日目のこの日、フルコートの6対6が行われた。その練習中、チームで1、2を争う俊足のMF平岡翼(20)がサイドをドリブルで駆け上がり、カウンターを仕掛けた。その瞬間、永井はトップギアに入れ替え、はるか後方からグングンと加速。一気に追いつき、ボールを奪い取った。
これには、篠田善之監督も「あのスピードを使わない手はない。ここまであまり見せてこなかったが、翼の速さを見てムキになったのかもね。ここぞという場面でああやって守備に戻ったり、前線に出ていってほしい」と、顔をほころばせた。
永井のスピードは、それだけではなかった。チーム始動から10日が過ぎたが、チームに溶け込む早さも秒速だった。「自分でもすんなり入れたと思う。年代が近く、知っている選手もたくさんいたので」。ピッチ内外で大きな声が上がると、そこにはいつも背番号15の姿がある。