レアルのジダン監督「疲れてはいない」 重圧問われ平静装う タイトルには喜び

 「クラブW杯・決勝、鹿島2-4レアル・マドリード」(18日、日産スタジアム)

 欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)が、開催国枠で出場した鹿島を下し、2-2で突入した延長戦を制した。エースFWのC・ロナウドが延長前半に2得点を挙げるなどハットトリックの活躍で、チームを勝利に導いた。2年ぶりの優勝で、前身大会を含め5度目のクラブ世界一を果たしたレアルのジネディーヌ・ジダン監督は試合後、戦前から簡単な試合にはならないと考えていたと強調した。

 先制したものの、柴崎のゴールで同点、そして一時は勝ち越しを許す展開に、試合中は、険しい表情も見せた。本来ならば、そこから出てはいけない自軍ベンチ前の「テクニカルエリア」を大きく出て選手に指示を出すなど、焦りを感じさせるような振る舞いもあった。

 クラブW杯として2年ぶり2度目、前身大会を通じると5度目のクラブ世界一に輝いた。簡単な試合ではなかった、との質問には「いつも、タイトルはそれぞれ重要。苦しめられるのは覚悟していた。われわれは簡単なファイナルにはならないと思っていた。でも、本当に相手のチームに関しては走り回っていて戦っていた。果敢に。その戦いに勝ってタイトルを取れたのはうれしい。ここまで長旅だったので、その末にカップを持ちかえることができてうれしい」と素直に喜びを表現した。

 公式戦の無敗が続き、世界レベルで王者としての期待感が集まる立場。会見では「強い責任感が求められるが」との質問が出たが、「自分たちは本当に今回ビッグなタイトルを獲得した。この後の数日間は休暇になるので、休暇をとりたい。その後ストレスのある生活に戻る。ただ、疲れてはいない。疲れていたらこのクラブには残れない」と、常勝軍団にとっては、当然の立場だと言わんばかりに受け答えをしていた。

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