レアルを慌てさせた“柴崎の左足” 2発も「悔しい」

前半、ゴールを決める鹿島・柴崎=日産スタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「クラブW杯・決勝、鹿島2-4レアル・マドリード」(18日、日産スタジアム)

 欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)が、開催国枠で出場した鹿島を下し、延長戦に突入する熱戦を制した。“レアル楽勝”の下馬評を覆したのはMF柴崎岳が左足で挙げた2得点だった。前半44分と後半7分に決め、一時はリードを奪ったが、延長前半にC・ロナウドが2得点、試合を通じてハットトリックを許して力尽きた。

 前半9分、ベンゼマに先制ゴールを許した後、粘り強い守備でレアルの攻撃をしのいでいた鹿島に希望の光をもたらしたのは柴崎だった。左サイドに展開していた土居から入ったクロスをトラップすると、左足でゴール右隅へシュート。試合を振り出しに戻した。

 さらに、後半7分には、相手の中途半端なクリアボールを敵陣で拾うと、ゴール正面から左へ持ち出す。相手選手3人に取り囲まれながらも巧みにシュートコースをつくると、左足ミドルをゴール左隅に流し込んだ。世界を驚かせる“柴崎の左”による2得点だった。

 試合後のインタビューでは悔しさをかみ殺しながら「勝てなかったので悔しいですし、勝てるチャンスあったと思いますけど、延長でもクオリティーを維持していましたし、僕らは落ちてしまった。そこが課題かなと思います」と語った。初出場となった今大会の感想は「良い…なんというんですかね…大会にできたと思いますし、優勝できなかったのは残念ですけど、優勝を狙えるように頑張りたいと思います」と、すでに“次”へ視線を向けていた。

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