内田1年9カ月ぶり復帰 右膝負傷乗り越え再びピッチへ、祝福の歓声に笑顔

 「欧州L・1次リーグ、ザルツブルク2-0シャルケ」(8日、ザルツブルク)

 1次リーグ最終戦が行われ、I組でシャルケ(ドイツ)のDF内田篤人(28)がザルツブルク(オーストリア)戦の後半38分から出場し、右膝のけがから約1年9カ月ぶりに公式戦へ復帰した。1位が決定済みのシャルケは0-2で敗れ、FW南野拓実(21)がフル出場したザルツブルクは3位で敗退した。E組ではMF瀬戸貴幸(30)がフル出場したアストラ(ルーマニア)がローマ(イタリア)と引き分け、2位で決勝トーナメントへ進んだ。他の日本選手所属クラブは突破を逃した。

 「ウチーダ、オオー、ウチーダ、オオー」。シャルケの人気者が帰ってきた。後半38分、敵地に駆け付けた約5千人のサポーターから盛大な祝福を受けながら、背番号22がピッチに入った。

 実に1年9カ月ぶりの公式戦。ロスタイムを含めた終盤わずか10分間だったが、内田は「使ってくれた監督に感謝している。今日は『リハビリ頑張りました』のご褒美ではないかな」と素直に喜んだ。

 長年悩まされた右膝の痛み、昨夏の手術、復帰を目前にしながら何度も挫折を味わったつらいリハビリ。やっと戦列に戻り「(膝が)なかなか治らない。手術の決断が間違っていたんじゃないかとすごく迷った時期がある。そのときが一番きつかった」と明かした。

 一時は引退も危ぶまれた28歳の元日本代表が、再スタートの第一歩を踏み出した。「スタメンとか、ぜいたくは言わない。ホームで、あれ(ファンの歓声)を感じたい」と意気込みを新たにした。

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