U19初Vに王手 5大会ぶり決勝進出 東京五輪世代が初優勝目指す

 「サッカー・U19アジア選手権・準決勝、日本3-0ベトナム」(28日、マナマ)

 準決勝が行われ、既にU-20W杯の出場権を獲得している日本はベトナムに3-0で快勝し、5大会ぶりに決勝に進んだ。準々決勝から先発を10人入れ替え、立ち上がりにFW岸本武流(たける、19)=C大阪=が先制。FW中村駿太(17)=柏U18=の2得点で突き放した。今大会の代表は、20年東京五輪で中心となる世代。初優勝を目指して30日の決勝でサウジアラビアと対戦する。

 日本の勢いが止まらない。5大会ぶりの決勝進出。決勝は7度目で、悲願の優勝を狙うところまでこぎ着けた。主将の坂井(大分)は「決勝で負けると台なし。新たな歴史をつくりたい」とチームの思いを代弁した。

 市丸(G大阪)を除き、準々決勝から先発が10人入れ替わっても、格下を抑え込んだ。前半6分、初戦以来の先発だった岸本が、味方が競り落とした球を押し込み先制した。「少しは悔しさを晴らせた」というFWが口火を切ると、前半10分には中村が加点。後半6分に中村が再びネットを揺らした。

 5戦連続の無失点と堅守も健在。初先発の板倉(川崎)は「ここで無失点を崩したら自分たちのせい」と、意地で失点ゼロをつないだ。

 センターバックは初戦から中山(柏)と冨安(福岡)で固定され、板倉、町田(鹿島)は出番がなかった。だが2人は不満を漏らさずに雰囲気づくりに腐心。町田は選手ミーティングで「国歌を大きな声で歌おう。落選した選手の気持ちも背負って戦う。ぼそぼそと歌っては駄目」と呼び掛けた選手だ。

 町田は「自分はあの2人(中山、冨安)より迫力がある。それを見せたい」との思いでピッチに立った。切磋琢磨(せっさたくま)して力を高め、初優勝まであと一歩にこぎつけた。

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