サンフレ残り6戦「神ってる」逆襲を カープに続け!逆転CS進出目指す

 サッカーのJ1・サンフレッチェ広島が、チャンピオンシップ(CS)に進出できる年間3位以内にかすみがかかってきた。10日の大宮戦(Eスタ)を0-1で落とし、G大阪に抜かれ5位に後退。3位・鹿島が柏に敗れたため、勝ち点差「7」は変わらないが、厳しい状況に追い込まれた。四半世紀ぶりセ・リーグを制した広島カープを横目に、残り6試合、昨年の王者がどう巻き返すか注目だ。

 カープ優勝の日にあまりにも痛すぎる敗戦を喫した。サンフレッチェ広島は、立ち上がりからチャンスを数多くつくった。3分、ウタカのシュートはGK正面、23分には水本が左に外し、40分の柴崎のシュートは左ポストをたたき、サポーターのため息を増幅させた。

 後半も優勢に進めながら、ゴールが決められない中、24分右CKから途中交代の江坂に頭で合わせられ失点。その後はピンチに身体を投げ出して防ぐなど、大宮の粘り強さ、したたかさにかわされた。サンフレの持ち味を完全に相手にやられ、お株を奪われた格好で、大宮にJ1残留までプレゼントした形になった。

 「勝負の8月」と位置付けた下位との連戦でも、8月20日・甲府にこの日と同じようにセットプレーから決勝点を献上し、らしくない失点が波に乗り切れない今季を象徴している。

 森保監督は「ひと言でいえば決定力不足。失点したことで、相手に息を吹き返す流れになった」と振り返った。だが「勝機を逃したことを次に生かしていきたい。残りもしっかりと歩みを進められるようにやっていきたい」と前を向いた。

 塩谷は「自分たちが結果を出している時は、こういう試合をものにしてきた。攻められても我慢してワンチャンスをものにできたけど、(きょうは)相手にやられてしまった」と現実を直視した。そんな中でミキッチは「自分たちを信じて今後も戦いたい」と残り6試合で逆転CS進出を狙う。

 10日はカープが東京ドームで25年ぶりリーグ優勝を決め、広島の街が燃えた。サンフレは昨年まで連覇を達成した。このまま他チームの引き立て役に回るわけにはいかない。CS進出の可能性がある限り、サンフレッチェの挑戦は最後まで見せつける。

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