Ｊ１首位の川崎は１７日、第１ステージ優勝の可能性がある福岡戦（１８日・レベスタ）に向けて、川崎市内の麻生グラウンドで最終調整を行った。

　総力戦で勝利をもぎ取る。福岡戦はＭＦ中村憲剛（３５）が背中と腰の痛みを訴え、欠場することが濃厚。ここまで全１５試合に出場してきた大黒柱が欠場となれば痛手だが、ＦＷ大久保嘉人（３４）は「痛いことは痛いが、誰が抜けても良い準備はできている。（代わりの選手に）自信を持って任せられる。一つになってやりたい」と意気込んだ。

　目の前の一戦に集中している。１８日に優勝を決めるには、川崎が勝利して２位の鹿島が神戸に負けることが条件だが、大久保は「ここで決めたいとかはなく、ただ勝ちたい。鹿島に負けろとかそんな思いはない。２連勝すれば決まるから」とキッパリ。司令塔不在のチームをけん引し、勝利に導く。